実家に帰省すると毎回「待ってました」とばかりに母から作業を依頼されます。
大抵の場合「修理」系です。
今回は「水が止まらなくなった水栓」の修理でした。
場所は洗面所。
シングルレバーの混合水栓です。
確かに水栓のレバーが「閉」の位置でも蛇口から水が出ています。
閉め方によっては止まる時もあるのですが、100%止まるのが正常です。
つまりこの水栓は故障しています。
実は水栓をバラしたことが無く、構造がよくわかっていません。
漠然と「ゴムパッキンの衰損じゃないのー?」なんて思っていました。
ググってみると、混合水栓の内部には「カートリッジ(又はバルブ)」と呼ばれる部品が入っていて、これが水の流れをコントロールしているそうです。
大抵の水栓トラブルの場合、カートリッジが原因だそうです。
まずはカートリッジを交換し、それでも治らない時は別の原因を考えるそうです。
ほうほう、つまりカートリッジを故障診断するのではなく、カートリッジを交換することで水栓の故障診断をするということね。
ということで、実家の水栓に適合するカートリッジを探します。
水栓の側面に型番が記載されています。
実家の水栓はTOTOの「TLF31UX」でした。
TOTOの製品であれば「TOTO:COM-ET(コメット)」で検索できます。
トップページから検索すると以下のように商品詳細が表示されます。
ページ内の「分解図」をクリックし、表示された分解図からカートリッジの部品番号を調べます。
分解図から実家水栓のカートリッジの部品番号は「THY582N」と判明しました。
アマゾンで普通に販売されているのでポチります。
ホームセンターでも普通に購入できますが、ネットのほうが安いです。
商品が届いたところで交換を始めます。
このカートリッジ、結構多くの水栓に適合するようです。
実は水栓て外観だけの違いで中身は同じものが多そうですね。
説明書には水栓のタイプごとの交換方法が詳しく記載されているので特に不安はありません。
実家の水栓は「ストッパータイプ止めばね付き」です。
まずは元栓を閉めます。
元栓は洗面ボウル下の収納内に隠れているのでマイナスドライバーで閉めます。
手順に沿って分解します。
カートリッジを引っこ抜きます。
ボディの中にスプリングとゴムパッキンが残っているので落とさないように慎重に取り外します。
ちなみに私はラジオペンチで挟んで抜きました。
下の画像では中央付近に2つ並んでいるシルバーの丸いやつがスプリングでその奥にゴムパッキンがあります。
カートリッジが外れました。
パッと見ではどこに不具合があるのかわかりません。
しいて言えば全体的に汚れているのとゴムパッキンが劣化しているのかなー?
新品のゴムパッキンとスプリングをドライバーなど細長いものに通してボディに取り付けます。
ゴムパッキンの向きに注意!
あとは新しいカートリッジを取り付けて、パーツを元通りに組み付けて完了です。
作業内容としては超カンタンでした。
水もバッチリ止まるようになりました。
構造を知るまでは水栓本体の交換が必要と思っていたので、費用も抑えられて満足です。
カートリッジは消耗品ですね。
ではー!
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