8月頃に様々なニュースで取り上げられていましたが、京都市もとうとう宿泊税(ホテル税)が導入されることになりそうです。
当ホステルにも京都市からお知らせが送られてきました。
どうやら本気のようです。
気になる税率
気になる税率ですが、
宿泊者1人1泊につき次に掲げる区分とする。
ア 宿泊料金が2万円未満である場合 200円
イ 宿泊料金が2万円以上5万円未満である場合 500円
ウ 宿泊料金が5万円以上である場合 1,000円
とあります。
ちなみに既に宿泊税が導入されている大阪府(2017年1月1日導入)では
- 10,000円未満 非課税
- 10,000円以上15,000円未満 100円
- 15,000円以上20,000円未満 200円
- 20,000円以上 300円
となってます。
詳しくは大阪府のサイトを参照してください。
京都市取るねー。強気やな。
課税対象の不思議
課税対象は記述によると
宿泊施設において、宿泊料金を受けて行われる宿泊に対し、宿泊者に課す。
※ ホテル、旅館、簡易宿所等のほか、いわゆる違法民泊等への宿泊者も含めた、すべての宿泊者が対象となります。
ん?違法民泊等??
どうやって徴収するんだろう?
確かに税が課せられるのは宿泊者なので合法違法問わず料金を支払って宿泊したら課税対象になります。
それはわかるのですが、徴収義務者は宿泊施設側です。
特別徴収義務者は、旅館業または住宅宿泊事業を営む者とする。
違法で民泊をしてる人たちってズバリ納税しないよね?
下手すると所得税も納税してないよね?
市は違法民泊の宿泊者からどうやって徴収するんだろう?
違法民泊等に関しては「違法民泊通報窓口」を設けるなど様々な強気策を打ち出す門川大作京都市長なので、なにか考えがあっての記載なのでしょうか?
導入時期は?
で、いつから導入されるの??
お知らせの一番最後に導入時期に関する記述がありました。
総務大臣同意後、市規則で定める日。(平成30年10月頃を予定)
1年後には導入されるようです。
ゲストハウスへの影響は?
導入されることは現実として受け入れます。
で、ゲストハウスオーナーである私HATは当ホステルへのリアルな影響が気になるわけです。対象となる料金区分は「ア 宿泊料金が2万円未満である場合 200円」になります。
実はニュースで話題になってからスグに大阪の宿泊税を調べました。
「大阪は10,000円未満は非課税かー。じゃあ京都市もそうなるかも」
と思っていたわけです。
時期にもよりますが、ウチの料金設定は基本10,000円未満なので関係無くなりますからね。
淡い期待は砕け散ってしまいました。しかも大阪より税額高いし…。
当ホステルのような20人規模の小さなゲストハウスでも6割稼働で宿泊税が月72,000円。
弱小個人経営にはインパクト大です。
京都駅前やら中心部にある200人規模の大型ゲストハウスなら同じく6割稼働で月720,000円!!
2~3人分の人件費相当です。
京都市、稼ぎますなー。
20,000円までが一律200円というのは、なんとなく不公平感があります。
1泊2,000円なら200円は10%、1泊20,000円なら1%。
どうなの、これ!?
乱立の結果、価格競争気味な最近の京都ゲストハウス業界ですが、「長いものには巻かれる」べく動向を注視します。
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