京都にきて観光もしたいが山も歩きたい!
そんな贅沢な希望を叶えてくれるのが鞍馬寺~貴船神社の山歩きです。
しかも近くに鞍馬温泉という天然温泉があり、歩き疲れた体を癒すこともできるという最高のコースです。
概要
鞍馬寺は京都市北部にある鞍馬山(標高584m)の南斜面に位置しています。
鞍馬寺の入口は正門となる「仁王門」と貴船川沿いの「西門」があります。
貴船神社はこの「西門」のすぐ近く、貴船川沿いに位置しています。
仁王門と西門が鞍馬山を抜ける参道で結ばれており、この参道が鞍馬寺から貴船神社までの山歩きコースとなります。
参道ですので拝観料300円かかります。
ちなみに鞍馬寺では拝観料ではなく「愛山費」といいます。
上記マップは鞍馬寺公式サイトで見ることができますし、拝観料(愛山費300円)を払うと貰えます。
仁王門へは叡山電鉄「鞍馬」駅から徒歩1分。
鞍馬といえば「天狗」。
大きな天狗が出迎えてくれます。
たしか、この天狗の鼻は昨年(2017年)秋の台風で折れてしまったはずですが、修復されていました。
西門へは叡山電鉄「貴船口」駅から京都バス33系統に乗って約5分、「貴船」で下車。
そこから徒歩5分、貴船神社少し手前の貴船川に架かった橋を渡ります。
参道なので道標は充実しています。
山道に入ってもそれは変わりません。
迷うことはまずないでしょう。
本殿の敷地が広く開けているので遠くの景色を見ることができます。
京都市といってもかなり山奥なので見えるのは「山」です。
街は全く見えません。
ランチなど長い休憩をとるなら本殿敷地が適しています。
広いし、ベンチや床が解放された御堂などがあります。
コース
歩行距離:2.4km
高低差:245m
最高地点標高:488m
観光しながらゆっくり歩いて約2時間くらいの行程です。
スタスタ歩けば1時間少々で歩けるのではないかと思います。
スニーカーでも大丈夫ですが、ハイキングシューズやトレッキングシューズのほうが断然ラクです。
ハイキングの装いの人も結構いますので「浮く」ってことは無いです。
ご安心を。
山道はもちろんですが、意外と石の階段は足にきますよー。
仁王門~本殿
「仁王門~本殿」は広く舗装されており、立派な石の階段、灯篭など参道としてしっかりと整備されています。
山の中のお寺ということで、木々など周りの自然との調和も良い感じで、歩いていて飽きないです。
しかーし、仁王門からスタートすると上り坂になるわけですが、上り階段は意外とキツイのでゆっくり歩きましょう。
本殿~西門
「本殿~西門」は山道となります。
再整備されたのか以前の記憶と比べ広く歩きやすく感じましたが、山道であることに変わりはありません。
最高地点は「本殿~西門」間の「背比べ石」付近になります(標高488m)。
「背比べ石~西門」間が行程で最も急な箇所になり、勾配率約15%とそこそこ急斜面です。
鞍馬寺から来た場合は下り坂ですが、貴船からだと上り坂となり結構ハードな区間となります。
鞍馬寺の観光がメインなら「鞍馬寺→貴船神社」コースがおススメです。
鞍馬寺入口の仁王門から参道を奥へ奥へと登り、「由岐神社」などを経由して「本殿」へ。
そのまま参道を奥へ進み、貴船川に面した「西門」へと下り、「貴船神社」にゴール!という行程になります。
途中で満足出来たら本殿で引き返しても良し、余裕なら貴船神社まで歩いても良し。
本殿から先は山道といっても「背比べ石」を過ぎれば下り坂なので、楽に歩けます。
山歩き気分を味わいたいなら「貴船神社→鞍馬寺」コースがおススメです。
最高地点である「背比べ石」までは30分程ですが、歩き甲斐があります。
そこからは下り坂なので石の階段を「ハァーハァー」息を切らしながら上ってくる人たちを横目にのんびり観光できます。
鞍馬温泉
歩いた後は何故か温泉に入りたくなるもので、そんな人はそのまま鞍馬温泉に行きましょう。
鞍馬駅から出ているシャトルバスに乗って5分程で鞍馬温泉に行くことができます。
本館は内風呂のみで、露天風呂は別棟になります。
内風呂と露天風呂、両方入れて本館施設も利用できる「日帰りコース」は2,500円。
露天風呂だけ利用の「露天風呂コース」で1,000円です。
当ホステルに宿泊されるゲストさん達と話していると、旅の行程のどこかで「歩きたい」人が一定数いらっしゃいます。
移動手段としての歩くのではなく、歩くのが目的の人が。
私Shinjiも旅行に行くと必ず「歩く」日を組み込むので、その気持ちわかりますー。
街中でも自然の中でも公園でもどこでもいいのでのんびりボーっと歩きたくなるんですよ。
そんな人に鞍馬はおススメです。
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