2005年にブログを始め、2012年までカナダでの日々の出来事を綴っていました。
ここではその時の記事をいくつかピックアップしてリライトしたり、
思い出したことを新たに記事にしています。
挿入写真は当時のものをコピペしているので小さくて粗いかもしれません。
なんせ、写真を保存していたHDDがご臨終してしまい、
数年分のカナダの思い出が消失してしまいました(泣)。
ということで雰囲気だけお楽しみください。
私がバンフでガイドとして働いていた職場には同期が10人ほどいました。
異国の地でほぼ同じ時期に入り一緒に研修も受け、苦楽を共にして来た仲間です。
観光シーズンが終わり冬を迎える前の暇な時期、会社が保有するキャンピングカーを借りて皆でアメリカ旅行をしました。
飛行機では行きません。
せっかくなのでキャンピングカーで陸の国境を超えました。
そこからグランドキャニオンやらモニュメントバレー、その他国立公園を巡りラスベガスまで行くという10日間くらいの行程です。
宿泊はキャンプ場でキャンピングカー、たまにモーテル。
食事は自炊、たまに外食。
キャンピングカーで陸の国境を超え、アメリカの大地を走り抜けるという、中々現実離れした体験を同期の仲間と経験したので、それは楽しい旅行でした。
そんな旅の途中、マクドナルドに行く機会がありました。
その時に一人の同期女子が
「私、何を注文してもいつもビッグマックが出てくる。」
と言ってきました。
その同期女子はワーホリでカナダに来たのでまだ在住8ヶ月くらい。
日本からのお客様に日本語で案内をするのが仕事だったので、まだまだ英会話に自信を持っていません。
私も含めて皆、在住歴は似たようなものですが、さすがにマクドナルドの注文くらいはちゃんと出来るし、もちろん注文したものが出てきます。
しかし、彼女はどう頑張ってもビッグマックが出てくるらしい…。
クレームする英語力も無いので、いつもそのままビッグマックを食べているらしい。
正直「ほんとにー?」と半信半疑でしたが、皆でその原因と解決法を話し合いました。
ちゃんと注文が通らないってことは相手が聞き取れていない(伝わっていない)ってことです。
「バリバリの日本語英語だからでは?」
「自信なく話すからでは?」
様々な推測が出ます。
で、誰かが
「番号で注文してみたら?」
「!!」
皆、これだ!となりました。
確かに発音に自信がないのに、商品名がちゃんと伝わると考える方がどうかしています。
注文するのはセットなのでメニューには番号が付与されています。
番号ならさすがに伝わるでしょう。
セットメニューでビッグマックはどこのマクドナルドでも1番です。
彼女が食べたいフィレオフィッシュは4番。
「ナンバーフォー!」
番号ですからね。
彼女は自信満々で注文しました。
「よかったねー」、「やっと好きなもの食べれるねー」と話しながら、私達は先に受け取ってテーブルへ。
彼女も受け取ってテーブルへやってきたのですが、彼女が持っているトレーに乗っていたのは、
そう、ビッグマック!
皆、驚きを通り越して爆笑でした。
本当にビッグマックが出てきた!
なんで!?
そのロジックがわからない。
そうだ、レシートは!?レシートはどうなってる?
ビッグマックー!
もう、意味不明です。
面白すぎて、結局クレームもせずにそのままビッグマックを食べてもらいました。
しかし、なんでこんな事が起こったのか、真相はわからずじまいです。
彼女はチビッ子で細いし化粧っ気もあまり無かったので、子供と間違われたのかな?
北米のマクドナルドでは店員の「サジ加減」で子供の注文をビッグマックにグレードアップしても良いという裏マニュアルでもあるのか?
今考えたらレシートの金額も確認しとくべきでした。
そこから何か真相解明の糸口が見つかったかもしれません。
余談ですが、別の同期男子は注文するときに
「え~っと~、ビッグマック」
と言ったら、ビッグマックが2個出てきたことがあるそうです。
本人いわく「え~っと~」の「と~」が「ツー」に聞こえたんじゃないかとの事でした。
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